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タイトル | ルルと魔法のぼうし | |
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著者 | スーザン・メドー(作) おおつか のりこ(訳) こやま こいこ(絵) |
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出版社 | 徳間書店 | |
ルルのうちは古くからつづくマジック一座です。この家では、ひとつの世代にひとりだけ、ほんものの魔法使いが生まれてきます。しかし、ルルはひろわれた子だったので、自分が魔法使いだったらいいのに、とは思っていませんでした。 今回、ルルは花形スターのジェリーおじさんの助手として、マジックショーの公演に出かけることになりました。そして、衣装箱の中からぴかぴかの黒いシルクハットを見つけます。いつもは不器用で簡単な手品もできないルルですが、このぼうしをかぶると、なぜだか、どんなマジックだってうまくできてしまうのでした。 ところがある日、ぼうしの中からウサギを出すという、苦手なマジックをお客さんの前でしたところ、犬のコッチョがぼうしの中に入ったきり出てこなくなってしまったのです。心配したルルも後を追って、魔法のぼうしの中に入っていきます。そして一方、外の世界では、魔法のぼうしをいたずら好きの男の子がひろってしまって……。
魔法のぼうしをめぐった、ハラハラドキドキの物語です。ルルの入っていったぼうしの中の世界と、魔法のぼうしをひろった男の子のいる外の世界での出来事とが相互に入り乱れながら、物語は徐々にルルの不思議な力の真相に近づいていきます。
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