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タイトル | すてごろうのひろったもの | |
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著者 | 松居 スーザン(作) 佐藤 国男(絵) |
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出版社 | 文溪堂 | |
秋がすぎて、木枯らしがびゅうびゅう吹くころ。こんもり山の木々は、ほとんどはだかです。 年とった川ネズミのすてごろうは、小川のほとりにすわって、するどい目で、水がうずまくのを見ていました。そこへ、川上から、黒っぽいでこぼこのものがはねながら流れてきました。 そんなある嵐のあくる朝のこと、いつものようにすてごろうが川に行くと、どこからか流されてきたせおいかごが一つ。その中には、ぐったりと弱ったトカゲの男の子、ひょろ助がいて……。
あることがきっかけで心を閉ざし、何年も一人ぼっちであるものを探しながら暮らすすてごろうじいさんですが、トカゲのひょろ助と出会ったことで、少しずつ何かが変わり始めます。タイトルにもある“ひろったもの”とは何なのでしょうか。ずっと探し続けている“あるもの”?それとももっと素敵なもの……? 読み終えた後に親子で話し合ってみてもよいでしょう。
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