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タイトル | ペンギンハウスのメリークリスマス | |
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著者 | 斉藤 洋(作) 伊東 寛(絵) |
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出版社 | 講談社 | |
にぎやかな港町の海岸通りに、ペンギンハウスという小さなレストランがあります。カウンターには6人しかすわれないほどの小さなレストランです。 毎年、12月になると、町じゅうどこのお店もクリスマスのかざりつけでにぎやかになりますが、ペンギンハウスにはそのころになると、ペンギンのおきものがカウンターのそばにおかれます。 ただでさえ少ない6人分のせきの一つにペンギンのおきものがおかれてしまうので、12月はお客さんが5人しかすわれません。それでも、このお店の主人がこのペンギンのおきものをとっても大事にしていることをだれもが知っていたので、文句をいう人は一人もいませんでした。そして、そのいすはお客さんの間で、サンタクロースのせきとよばれていました。 さて、いつからこのペンギンのおきものがおかれるようになったかというと、それは、もうずっとむかし、ペンギンハウスの主人が、うんとわかかったころのことでした。
もうずいぶん昔のこと……。まるで本物のようなペンギンのおきものがペンギンハウスにおかれるようになったのは、ある冬の晩に店の主人が出会った不思議なおじいさんがきっかけだったのです。
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