トップページ > 読書案内 >  2年生の今月の本 > 2年生におすすめの本
 > ハンカチともだち

2年生の今月の本


ハンカチともだち タイトル ハンカチともだち
著者 なかがわ ちひろ(作)
出版社 アリス館
 

 家を出ようとしたとき、おかあさんが、はるちゃんに ききました。「ハンカチ、もった?」はるちゃんは、いそいで へやに もどって、タンスの ひきだしを あけました。すると、みたことのない ハンカチがありました。こびとが ベッドで すやすや ねているハンカチです。(かわいい・・・けど こんなの もってたっけ?)はるちゃんが ハンカチをみていると、こびとは ころんと ねがえりをうちました。(…えっ!?)はるちゃんは、そのハンカチをポケットにいれて学校へ行きました。
 ハンカチが気になって、はるちゃんは じゅぎょう中、こっそりハンカチをのぞきました。すると…… ねていた こびとは あくびをして、2時間めの国語のときには、むくりとおきあがり、とことこ あるきだしました。(やっぱり まほうのハンカチだ!)はるちゃんは そう思いました。きがえて本を読んだり、まるで いっしょに べんきょうしているみたいです。
 体育の時間、ドッヂボールのとちゅうで、はるちゃんは ボールをおいかけた先のつつじの木に へんなものが ついていたのを見つけました。それは カマキリのたまご だったのですが、教室にもどって ハンカチをみると、こびとは大きな虫めがねで なにかを かんさつしていました。はるちゃんは カマキリのたまごを もっと よくみたかったな、とおもっていました。ハンカチの こびとには、はるちゃん のきもちが つたわるようでした。

●ハンカチの中でこびとが歩いたり本を読んだり、こんなまほうのハンカチがあったら、気になってずっとずっと見ていたくなりますね。とはいえ、ハンカチを使う場面は意外とたくさん。はるちゃんは今日だけはハンカチを使いたくない・・・・・・と思いますが、トイレの後に、リコーダーを吹くとき、遊びのボールにするなど・・・学校ではピンチがいっぱい!? 無事にハンカチを守り切ることができるのでしょうか。

Page Top