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4年生の今月の本


夏休みに、翡翠をさがした タイトル 夏休みに、翡翠をさがした
著者 岡田 依世子(作) 岡本順(絵)
出版社 講談社
 

 玉江の家は、<そに鳥>という旅館を営んでいます。しかし、玉江の父は小説を書くことに熱中し、母はそんな父に愛想をつかして出て行ってしまいました。夏休みだというのに、旅館は臨時休業中です。
 玉江が住む町には、珍しい特色があります。それは、翡翠の名産地であること。“町の海岸で五百万円の翡翠を見つけた子がいた”という話もあるほどです。小学生最後の夏、玉江といとこの哲平、そして転校生の信彦の三人は翡翠をさがすことにしました。まず三人は、町の海岸でそれらしい石を拾い、町の施設<翡翠ロマン館>へ向かいました。すると、石を鑑定してくれたおじさんに「大きな翡翠を見つけたいなら、<そに鳥>という旅館にいってみれば?」と言われたのです。そう、<そに鳥>は玉江の家です。5年前に亡くなった玉江の祖父は、翡翠さがしの名人と言われ、自宅に翡翠の場所を示す地図があるのではないかと噂されるほどであったというのです。さっそく三人は、玉江の家へと向かい、翡翠さがしの手がかりを探しはじめました。

●この本のストーリーは、題名のとおり “翡翠さがし”をするお話です。初めは、海岸で石を探すだけのとても見つかりそうにない様子でしたが、土地に伝わる話や玉江の祖父の残したもの、それらをつなぎ合わせて、だんだんと本格的な冒険へと進んでいきます。小学生最後夏、三人は翡翠を見つけることができたのでしょうか。ぜひ、読んで確かめてください。

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