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4年生の今月の本


日曜日島のパパ タイトル 日曜日島のパパ
著者 ペッテル・リードベック(作)菱木 晃子(訳)杉田比呂美(絵) 
出版社 岩波書店
 

「ヴィンニ、楽しい夏休みには、なにをしますか?」「パパのところへ行きます。日曜日……」とたんに、先生はぱっと目をひらき、ちょっとおでこにしわをよせたけれど、すぐまた、にっこりしていった。
「いい、ヴィンニ?先生が質問したのは、夏休みになにをするかですよ」「パパに会いにいきます。日曜日……」あたしがくりかえすと、先生はぴしゃりとさえぎった。
「ヴィンニ、質問のこたえになっていませんよ。」あたしは教室を見まわした。みんな、にやにやとおもしろそうな顔をしている。あたしは、もう一度いった。
「『日曜日』は、パパが住んでいる島の名前です。夏休みがおわるまで、あたしはずっと日曜日島ですごすんです」

 あたしは、みんなに説明するとき、「わたしのパパは、いなかに住んでるの」っていうこともある。そうすれば、日曜日の意味をまちがわれなくてすむ。でも、いなかっていうのも、ほんとうは正しくない。だって、日曜日はいなかというより、海にある小さな島なんだから。
 ストックホルムから日曜日島へ行くには、ふたつの方法がある。蒸気船にのっていくかパパに手こぎボートでむかえにきてもらうか。今年も、パパは手こぎボートでむかえにきてくれた。

●ヴィンニは八歳の元気な女の子。ふだんははなれてクラスパパと、夏のあいだだけ「日曜日島」ですごします。ちょっと頼りないパパとしっかり者のヴィンニのたのしい夏のお話です。

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