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5年生の今月の本


にっぽんロビンソン タイトル にっぽんロビンソン
著者 三田村 信行
出版社 ポプラ社
 

 あなたは無人島に漂着してしまったらどのように過ごしますか?

 約220年前の日本に無人島へ流れ着き、13年もの間生き延び、最後はその無人島から脱出を果たした人がいました。

 名前は長平。今の高知県の人です。
  約30キロの海岸沿いの船旅から一転、14日間の漂流の末に無人島にたどり着いた長平は、3人の仲間とともにいろいろな工夫をして生き延びる道を探します。
  運が良かったこともありますが、努力のかいあって長平たちは無人島では働かなくても食べていけるという、船乗りをしていたころからは信じられないような楽な暮らしを手に入れることができました。しかし、それには大きな落とし穴があったのです。
  島の生き物たちにとっては自分たちこそ「鬼」ではないか? そう思ったときから長平は新たな目標に向かって進み始めます。

 長平はどうやって生き延びたのか、そしていったいどこの無人島に流されていたのか。あとがきまで面白く読める一冊です。

【 長平の流れ着いた島は現在どうなっているのか調べてみましょう。長谷川 博先生という有名な方が、今、島の生き物たちを保護する活動を続けていらっしゃいます。 】

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