受験生家庭の保護者のみなさまへ ~2017年の終わりに~

2017 年 12 月 29 日

 早いもので、気づけば2017年も残りわずかとなりました。みなさまの今年はどんな1年だったでしょうか。今受験生を抱えておられるご家庭は、ご自身のことよりもお子さんのことに気持ちを傾け、「入試を無事に突破できるように」と注力されておられることでしょう。

 筆者もかつて経験しましたが、わが子の中学受験は特別です。こんな経験は2度あるものではありません。きょうだいがおありだったとしても、お子さん一人ひとりの人生での中学受験はただ一度きりです。12歳という、まだ幼さの残る年齢での受験は親にとって誠に気がかりなもので、あれやこれやと気にかけては心配したり、声をかけたり、手を貸したりすることになります。

 これが高校への受験、大学への受験となると、もはや親が介入できない面もありますし、子ども自体がそれを許してはくれません。だからこそ、親としてはこの中学受験というセレモニーの大団円に向けて後悔の残らぬよう、精一杯の応援をしてやりたいのではないでしょうか。

 受験が終わると、子どもは次の人生のステップへと進んでいきます。そうしてまもなく思春期が来て、また一段と親との距離が開いていきます。広島は地方都市ですから、そのわずか数年後には大学入試を終えて親の手を離れ、大都市圏などで一人暮らしを始める確率も高いことでしょう。そのときまでを見通すと、わが子と一緒に生活する残り少ない日々の尊さに思いを致さないわけにはいきません(6年余りという年月は、本当に短いものです)。どうかお子さんがベストコンディションで入試に臨むまで、悔いの残らぬよう気を配ってあげてください。

 中学受験は、子どもにとっては人生で未体験の大きな挑戦です。それゆえに入試本番が近づくまでは実感がわかないために必死で受験勉強に取り組むことができず、親をイライラさせたお子さんも多かったのではないかと思います。しかし、入試まで2週間、3週間と後がなくなってくると、急に緊張が込み上げて落ち着かないお子さんも出てきます。

 親の本当の役割は、ここから入試終了までのフォローや対応なのです。お子さんがやっと入試に向けて本気になったときこそ、体調管理や心のコンディションがこれまでよりも数段重要な要素になってくるからです。いよいよ入試への秒読みが始まるこれからの毎日は、気持ちを落ち着けて悔いなきコンディション調整が果たせるよう、「普段通り」の生活や会話を心がけてあげてください。

 なお、正月は受験の合格祈願で遠方にお出かけのご家庭もおありかもしれませんが、くれぐれもお子さんが風邪などひかれませんようお気をつけください。中学受験生のご家庭におかれては、来年の入試終了後に大いなる喜びと安堵の日が訪れますことを心より念じております。

 みなさま、よい年をお迎えください。


カテゴリー: ごあいさつ, 中学受験

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