「中学受験指導説明会」を開催しました! その1
火曜日, 10月 31st, 2023
先日(10月27日)は、弊社の実践する学習指導の方針や実践内容について保護者にご説明する催しを西区民文化センターにて実施しました。平日開催のため、参加できないかたが多くおられることでしょう。そこで今回は、この催しの様子についてレポートしてみようと思います。
この催しの対象者は、現5年生以下の会員児童の保護者と、今からお子さんの塾選びをされるご家庭の保護者です。現会員家庭の保護者がたくさんお越しくださったのは驚きで、大変ありがたい思いをしました。というのも、弊社は家庭での勉強の比重が高く、ご家庭の保護者がどのぐらい学習塾の方針や指導内容を理解しておられるかで、お子さんの勉強の取り組みや意欲がずいぶん違ってくるからです。また新規に入会を検討くださっているご家庭の保護者も、弊社の学習指導について十分に理解したうえでお子さんを通わせてくだされば、指導効果も随分と違ってきます。
新規に入会を検討くださる保護者向けの行事としては、毎年季節ごとに各校舎で開催している「入会ガイダンス」があります。今回の催しは、校舎の垣根を取り払った全社的な催しとして新たに企画しました。このような仕立てにすることで、いろいろな校舎の責任者が分担して保護者に効果的な説明をすることも可能になります。今回は、己斐校の村上、広島校の髙橋、五日市校の三里、東広島校の脇本が説明者として集まってくれました。実際、当日のアンケートに「家庭学には、いろいろなタイプの先生がいるのがわかって面白かった」「先生がたが愛情深く子どもを指導してくださっている様子がよくわかって安心しました」などの好意的な書き込みを数多くいただきました。
当日は以下の4つのテーマを掲げてお話ししました。
① 中学受験にあたって知っておきたいこと
② 家庭学習研究社がめざすもの
③ 家庭学習研究社が実践する学習指導とは!?
④ 子どもの未来につながる受験の実現を!
メインとなるのは催しのタイトルに直結した③です。ただし、指導の方針や枠組み、指導内容に関する話をすると堅い雰囲気になりがちなので、校舎長の人柄や個性、教室の雰囲気、子どもたちが生き生きと学んでいる様子などをお伝えする話題を④に盛り込み、学習塾の素顔に触れていただけるようにしました。
まずは①②の内容から。受験というと、大人も子どもも「合格できなければ意味がない」という観念にとらわれ過ぎ、入試での得点力対策に注意を奪われがちです。しかしながら、それが中高一貫校で失速する原因になることをお伝えしました。何が問題かというと、中高一貫校(特に私学)では自立した学び、自己管理に基づく学びの態勢が整っていない生徒は、カリキュラムが密で消化のはやい学習環境で取り残されてしまう恐れが多分にあるからです。中学高校ではお子さん自身がしっかりしていないと、誰も手を貸してくれません。大人に頼っての勉強から卒業する準備もしておくべきでしょう。
たとえば、授業は多人数クラスでの講義形式が中心ですから、授業を傾聴する姿勢が必須です。また、どの学校も宿題が多いという現実があります。この宿題を裁く段取りや優先順位を自分で判断し、要領よく取り組むことが求められます。中高一貫校で成績が低迷する生徒さんの大半は、能力不足が原因ではなく、「授業を生かせない」、「家庭勉強を疎かにしている」のが原因であるということを、私学の先生から伺ったことがあります。受験にあたっては、「どういう環境にわが子が足を踏み入れるのか」を、保護者はよく知っておくべきでしょう。そして、受験生活において「今何をすべきか」を常に考え、率先して取り組む姿勢を養っておけば、お子さんの学びの自立度も随分違ってくることでしょう。弊社は以上のことを踏まえ、「めざす中高一貫校に合格すること」だけでなく、「中高一貫校で大きく羽ばたくための態勢づくり」を主眼に置いて学習指導にあたっているということをお伝えしました。
さて、つぎに移りましょう。③で掲げたテーマは、「家庭学習研究社が実践する学習指導とは!?」です。弊社の学習指導の根幹をなす要素を4つに分け、4人の校舎長が分担してご説明しました。その4つとはつぎのとおりです。
弊社は昭和42年設立以来、広島の伝統的な有力私学への進学をめざす受験生の夢を叶えることを目的として活動しています。具体的には、広島学院、修道、ノートルダム清心、広島女学院の4校がメインターゲットですが、国立の広島大学附属も非常に人気が高い学校です。そこでこれら5校の入試突破をめざした指導を行っています。これらの中高一貫校の入試問題は大都市圏の難関校で出されるような難問はほとんど見られず、比較的基礎学力重視の傾向があります。そこで設立時から「広島の中学入試に特化した無理のない指導で合格を!」を合言葉に、カリキュラムやテキスト、テストなどをすべてオリジナルで制作し、小学生が健全な受験生活を送りながら夢を叶えられるよう応援しています。
だいぶ文字量とスペースを使ってしまいました。とりあえず今回はここまでとし、後半は次回お届けしようと思います。よろしくお願いいたします。