今年1年で成長したこと・・・

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2013年 12月 18日 水曜日 雨

 先週の授業をもちまして、低学年部の年内の授業を終了しました。今年はどんな1年だったでしょうか?

 先日、冬期講座に向けてナビゲーターの研修会を実施した際、年内の講座終了にあたり、クラスの子ども達の成長した面について報告してもらいました(時間の都合により、各ナビゲーターに印象に残ったエピソードを1つずつ挙げてもらいました)。全体的な意見として多く挙げられたことは、子ども達の学習に対する意欲や学習する態度が変わったということでした。

授業中に発表できなかったお子さんが、勇気を出して発表したことをクラス全員が褒めると、その後少しずつ発表が増え、以前より積極的に授業に参加するようになりました。

元気いっぱいのクラスで、授業では毎回積極的に発表しますが、我先に発表しようとするあまり、聞く姿勢が整っていませんでした。1年を通して「聴くことの大切さ」を子ども達に伝えました。また、授業中に先生の話や周りの子の発表を聴くことができていれば、自分も発表ができるというルールを徹底しました。自分の意見を言うだけではなく、聴くことも大切ということを少しずつ理解してくれたようで、授業の取り組み方が良い方向へと変わりました。

テストの点が思うように取れなかったお子さんのお母さんに、返却の日のお迎えで「一生懸命取り組んだので、どうか怒らないであげてください。」とお願いしたところ、お母さんはお子さんを怒らずに、一緒にその日出された宿題に一生懸命取り組んだそうです。その後、同じ単元の復習の授業で、そのお子さんは、自信を持って授業に参加できていました。

テストの長文問題が苦手だったお子さんに、テストを返す度、読めた部分を褒めると、褒められたことに喜びを感じ、また自信へと繋がったようです。少しずつ自分で解ける問題数が増えていき、がんばりがみられました。その後、授業でも意欲的に取り組むようになり、お家で家族に自作の問題を出すようにまでなりました。

わが子は読書をしないと夏休み前に保護者の方から相談を受け、保護者の方も含めて一緒に夏休みに読む本を校舎の本棚から選びました。「この本の面白さを感じるまでは少し時間がかかるから、それまではお母さんが読み聞かせをしてあげてください。」とお願いしたところ、夏休み中に実践されたようです。そのお子さんは、一人で本を読めるようになり、そのシリーズにすっかりはまり、3冊を一人で読破し、本を読む習慣が身に付きました。

 など、ご紹介しきれませんが、一人ひとり色々な面で成長が見られたようです。また、複数のナビゲーターから、子ども達を指導するにあたり、「タイミング」がとても大事であると感じたという意見も挙がりました。子ども達が何かをがんばったり、達成した時に、ナビゲーターがしっかり褒めることや、塾で褒められたことで子ども達が前向きになれた時、さらにご家庭でもサポートや後押しがあると、より子ども達のやる気が上がり、学習意欲が高まります。また、上記の読書の例も、保護者の方がナビゲーターの提案に対し、すぐに夏休みを利用して実践し、丁寧にお子さんをサポートしたことで、読書習慣の定着へと繋がったのだと思います。ご家庭と塾が連携しながら、子ども達の学習を支えていくことの大切さを改めて感じました。

 今回ご紹介できなかったエピソードもたくさんあります。また、一人ひとりのお子さんが、1年を通し、がんばって勉強に取り組みました。ぜひ、ご家庭でも褒めてあげていただきたいと思います。頑張ったこと

 

(makino)

 

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