新年度開講を迎えるにあたって

Posted 2015年3月3日 火曜日

 年が明けて、あっという間に3月に入りました。家庭学習研究社低学年部門では、今週の授業で順次2015年度の開講を迎えます。

 とはいっても、学校ではまだ前の学年のままですから、通塾してきた子ども達に「○年生の教室はここだよ」と声を掛けても、「えー、○年生じゃないよ」と答えてみたり、誰のことを言われているのかわからずにきょとんとしてみたり・・・といった感じで、この時期は特に様々な表情を見せてくれます。
 毎年感じることではありますが、子ども達にとって、3月というのは期待と不安が入り混じった何ともいえない不思議な時期なのではないかと思います。最初は戸惑っていた子ども達も、自分が新しい学年に進級したのだとわかった後には、一様にうれしそうな表情を見せてくれるのも、この時期だからこそ見られる素敵な光景です。
 子ども達にとっては、学校ではまだ前の学年のままなのに、塾では一足先に新学年に進級して新しい内容に触れられるという、少し「お得な」時期なのかもしれませんね。

 未知のものに対する若干の不安があったとしても、本来子どもは、「新しいことを知りたい」「もっといろんなことができるようになりたい」という欲求をもっているものです。特にこの時期は、新しいクラスで新たな課題に取り組めることに対して、みんなとても意欲的です。前の学年では「算数は難しいから嫌だな」とか「国語の問題は何だかよくわからない」などと感じていた子も、新しい学年に進級すると何だか俄然やる気が湧いてきて、「先生!どんな勉強するん?」と笑顔で元気いっぱいになる、ということも少なくありません。こうしたタイミングで、子ども達にどのような働きかけ方をするかによって、その後の勉強に対する意欲や姿勢は大きく変わります。

  家庭においても、子どもが意欲的になるこの時期の働きかけは、普段にも増して大きな意味を持っています。
 そこで、新しい生活をスタートさせるこの時期に、学校の宿題や塾の家庭学習用教材などの取り組みについて、親子で学習計画を立ててみるというのはいかがでしょうか。
 単に「計画を立てなさい」というわけではなく、できるだけ子どもの意見を反映させた計画を立ててみてください。もちろん、子どもだけで円滑な計画立てをすることは難しいですから、結局は親の意向を反映させたものになるとは思いますが、「この時間から宿題をして、ここからは・・・」と全て親が決めてしまうのではなく、親子で話し合いながら決めていってください。
 例えば「このTV番組を見たいなら、何時から勉強を始めればいい?」などと投げかけながら、最終的な決定は子どもにさせる形で「この計画は自分で決めたんだ」と思えるものを作成しましょう。少し時間と手間はかかると思いますが、それによって学習に対する姿勢はより前向きになるはずです。

 子どもさんが新しい環境で大きく羽ばたけるよう、改めて親の働きかけ方についても考えてみる良い機会ではないでしょうか。

 

 最後に、当社からのお知らせをもう一つ。
 もうすぐ春休みの時期がやってきますが、当社ではこの期間に春休み講座を実施いたします。

新3年生 ジュニアスクール『春休み学習会』(全3日間)
 ・・・3/26(木)・28(土)・30(月) 15:00~16:25
 <三篠校・広島校・呉校・東広島校>

新1~3年生 玉井式『春の体験授業会』
 ・・・3/27(金) 14:00~15:10 <広島校>

 

 新たなスタートを切る時期に、こうした学習会や体験授業で知的な刺激を受けることは、とても良い経験になると思います。「入塾を検討する前に、実際の授業を体験させたい」「まずは講座についてもっと知りたい」とお考えの方のお申し込みも大歓迎です。この機会にぜひご参加ください。

(butsuen)


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