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お子さんの通学について

 秋になり、いよいよ高く険しい山が姿を現す頃になると、夏の間につめられなかったもののあまりの多さと、初めての挑戦へのおそれ、さらに、自分なりに色々なことを我慢して努力してきたのに、思うような結果が出せない悔しさとで、彼は精神的にとても辛い時期を迎えることになりました。「叱咤激励」の難しさが身にしみた三ヶ月です。
並んだ二つの机 まるで人が変わってしまったように苦しさや泣き言をぶつけてくる息子に向き合えば向き合うほど、話せば話すほど、息子の目に見える山は大きく映るようでした。そこで私は、横に並ぶことにしました。文字通り、小さな机を二つ並べ、黙々と問題を解く。同じことをすることで、集中力の切れるタイミングや疲れの度合いがわかる。結果、息子の辛さも息苦しさも手に取るように分かりました。
「もう少しやっておけばよかった。」と悲しく終わるのではなく、ベストを尽くしてもなお悪い結果だったとしても、「悔しい」で終わればいい。悔しさは次のチカラに変わるから。そういい続けた二年間でした。(06年 修道中・なぎさ中)
 テスト結果を見ては怒りとあきらめのくり返しで、娘をひどく叱責して泣かせてしまっては事故家のに陥るというパターンにはまっていたある日のこと。主人が言いました。
今日はおかあさん喜んでくれるかな、とHが言ってたぞ。」
子どもの頑張りを認めてあげよう 娘は娘なりに頑張っていることを認め、プレッシャーをかけないよう私自身が成長しなければと思いましたが、これはなかなか難しいことでした。(中略)
 私が引き込んだ受験でしたが、成績で一喜一憂する私を横目に、「最後まであきらめない」と意思を持ち続けた娘に支えられた受験でした。ともすれば目先の合否のみにとらわれる親の心を、「受験を通して得られる成長こそが大切」という視点に戻してくださった先生方には心から感謝しております。(02年 女学院中・安田女子中)
 娘は、途中で成績が伸び悩み、「どうやって勉強したらいいのかわからなくなってきた。」と泣きついてきたことがあります。 「自分なりに一生懸命やっているのに、どうして?」と……。そんなとき私は、「今日間違えたところが次にできるようになっていればいいんだから。直して全部理解できるようになれば百点じゃない。」と、あくまでも二月の本番に仕上がることを意識してアドバイスしていました。そして、一回ごとのテストの良し悪しで一喜一憂しないように心がけました。
仲間が出来て無事にスランプ脱出!
 娘は娘なりに頑張り、秋以降は夜遅くまで勉強していたようですが、それでも苦戦していた一月頃、最後の父母教室(現「保護者説明会」)で、「おかあさんとの信頼関係で子どもは集中力が持て、やる気が出てくる。」とおっしゃったM先生のお話に気づかされ、娘を信頼しようと思いました。(中略)親が子ども達にしてやれたことは何一つなく、最後まで元気で頑張れと励まし、成功を祈ることしかできませんでした(04年 清心中・女学院中・近大附属東広島中)
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