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お子さんの通学について

 三年生からテニスを始め、これからもっともっと練習したいという時に塾に入った。硬式テニス部のある中学校へ行きたいからだ。テニスと両立させながら五年部は始まった。
テニスラケット 六年生の夏休み前までは試合にも出たが、なかなか勝てず、休んだ日の塾の内容も気になり始めた。夏休みの試合はどうしたものかと考えていたら、娘の方から「これからは塾優先にする」と言い出した。週四回の練習とピアノが、週一回の練習のみとなった。後悔しないためにもそれがいいと思い、子どもの意思を尊重した。しかし、勉強だけの生活は難しく、眠れないといって朝までゲームをしたこともあった。生活リズムは乱れ、予習復習もきちんとはできなかった。(中略)
 悪かったところ、足りなかったところはたくさんあるが、親子で一生懸命取り組んだ。100%の力を出そうとした。親子でバトルを繰り返し傷つけることもたびたびあった。しかし、フルタイムで働いてきた自分が思春期を迎えつつある娘とこんなに近づくことができたことは最高にうれしい。娘の性格もよくわかった。「かあさんはほめてくれん。」よく娘にいわれた。そのことは反省しつつも本音をぶつけ合うことができたことが良かったと思う。学校のことなどそれまでよりよく話すようになった。
  中学受験に取り組んだことは、大人の自分が久々に全力を出そうとしたこと、本気で本音でぶつかりあえたこと、子育てについてもいろいろ考えることができたとても貴重な時間だった。また、もしかしたら一生続くかもしれない友人が塾でできたことは娘にとって幸せなことだった。(10年 女学院中・安田女子中)
親子で話し合う スポーツと両立しながら、希望する学校に合格できたのは、まず、「どうして受験したいのか」「中学に行って何がしたいのか」を親子で何度も話し合い、その目標に向かって強い心で臨んだこと、そして何より「学ぶ」ことを「楽しい」と感じていたからだと思います。
「早く寝なさい!」と口うるさい母に「この問題が解けるまで、もう少し待って。」ということは何度もありました。
「難しい問題が解けた時はすごく気持ちいいよ~。」
「今度のテストどんな問題がでるかワクワクするよ。」と楽しそうにテキストに向かう姿は、中学受験なんて本当に必要なんだろうか? とまだ心の片隅に迷いのある私たちには救いでした。
 塾の課題とは全く関係のない事でも、疑問に思ったら一時間でも二時間でもとことん調べていました。遠回りなようですが、そんなことが大きな力になっていたのではないかな、と今感じています。
「僕はどっちも頑張る!両方やるから。」 この言葉は、クラブの練習で疲れ予習・復習に影響が出てきた、五年部の終わりに息子が言ったものです。

 六年部の夏休みになると昼から夕方まで塾、それからクラブの練習というハードスケジュールで、夜はあまり勉強せず、寝坊もするようになり、本当に予習・復習をしているのかとついついきつく責めてしまい、反省することばかりでした。両立させるのは小学生には矢張り無理だったのではと、GETを読み返したものでした。
 秋になり、模試が始まると朝早く起きて友人とJRで試験場に行くのを楽しむようになり、お互いが張り合うようにもなり勉強する意欲もわいてきたようです。いい刺激をもらったと思います。親が頑張って、と言う間もなく友達と試験場に入っていくのを見て、成長したなと思ったものです。
 学院の学校説明会に行ったとき、ボールペンやメモ帳をもらって、
「絶対、この学校に行きたい。」
と言った言葉が忘れられません。
――単純でまだまだ子どもっぽいところも残っていると思いましたが――この思いが支えてくれたのだと思います。
 十一月になり補習も増えてきた頃、補習後帰って夕食を食べ、睡眠時間を削って頑張っている姿には胸を打たれるものがあり、「もういいから寝たら。」と声をかけてしまうこともありました。またこの頃から、友達の課題提出に刺激を受け、本気になったようです。冬休みからはクラブも休み、集中して課題の過去問をやっておりました。社会の暗記が頭に入らず、親のほうがいらいらしていましたが、正月にゆっくりと勉強できたのがよかったらしく、
「やっと、頭からすんなり出てくるようになった。」
とうれしそうに言っていました。 先生から頂いた言葉に、つらい時もあったが終盤の頑張りがよかったとあり、本人もその言葉を胸に、やれば出来ると思って臨めたと思います。(09年 広大附属中・学院中・修道中)

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