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2021年度の作品

No.8 『 門出の春を迎えて 』
             広大附属中・清心中・女学院中/Kさん

 志望していた中学校の制服を採寸した夜、家庭学習研究社の先生方に感謝しながら、この原稿を書いています。
 四年時は毎週土曜日のみの通塾で本人の適性を伺いながら、五年進級と共に本格的に家庭学習研究社呉校に通塾することとなりました。私が広島学院卒ということもあり、娘にも中学受験を勧めた経緯がありながら、三十年前とは難易度の序列・試験内容等が様変わりしており、当初、私と家内は戸惑うことの連続でした。その一方、娘は地道に塾の先生の指導を守り、順調に受験勉強がスタートして、最後まで楽しく通塾・学習出来たように思えます。
 それでも、小さな「山」や「谷」があったことも事実で、マナビーテストや模試では比較的いつも合格圏内を維持出来ていたのに、失敗した模試当日の夜、風呂場で独り涙を流していた娘の話を家内から聞き、娘の『強さと弱さ』を知り、成長していく姿に喜びを感じました。
 中学受験の結果だけに重きを置かず、その後に生きてくる習慣、学問に向き合う姿勢を培ってくれる、それが家庭学習研究社の指導である、と現在では体感出来ていますが、授業内容に物足りなさを感じていた時期もありました。基礎的事項の反復期間が長い、入試問題演習開始の時期が遅い、全国難関校の問題を解かない、等々。私自身の中学受験の記憶は、母がつきっきりで勉強し、県内だけでなく首都圏や西日本の難関校も受験、というものだったこともあり、娘本人はブレることなく前進していたのに、私が勝手に焦っていただけでした。保護者のアシストは最小限に留める中で本人の勉強に対する姿勢を育み、基礎を徹底した後に入試問題を解く為に必要な知識・テクニックを効率良く入試当日までに定着させる、それが家庭学習研究社の授業でした。
 今年度の入試は新型コロナの影響もあり、最後まで不安との闘いでもありましたが、苦手科目の克服方法や入試直前期の過ごし方、そして、いずれの学校に進学するべきか、等の保護者の不安・迷いにいつも丁寧に対応してくださった呉校の先生方には感謝の念しかありません。本当にありがとうございました。
 門出の春は近い、親子が共に暮らす時間は短い。家庭学習研究社で授けてもらった姿勢を一層強固にして、娘が今後の人生を切り開いていくことを願っています。

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