トップ >  保護者の部 >2022度作品(3)

2021年度の作品

No.3 『 娘の自己決定に寄り添って 』
          広大附属中・清心中・女学院中・安田女子中/Eさん

 「私、この塾にする! 絶対ここ。ここがいい!」と三年前の三月、娘が指さしたのは、家庭学習研究社の広告でした。

 我が家では、春になると各塾の合格実績を掲載した広告を並べて参考にするのが恒例になっていました。「だって、清心に一番受かってるもの。」と娘の決意が揺らぐことはありませんでした。その時、中学受験を終えたばかりの兄は、別の塾に通っていて、娘も兄と同じ塾の入塾テストは一応済ませたところでした。主人とも相談し、娘が入りたいと言う家庭学習研究社への入塾を決めました。

 私は、自分の中学受験の経験の中で、「受験のために三年間は塾に通うこと」と「四教科の中で、特に算数を注視していくこと」の二つは、特に大切にしたいと思っていることでした。入塾の面談の時、己斐校の校舎長であり、算数の担当である先生の話し方が、丁寧過ぎるくらい丁寧だったので、「ここなら大丈夫!」と確信しました。

 自分で決めた塾へ入塾を果たした娘は、その後、本当に強くて前向きでした。出された課題を丁寧に一生懸命に取り組む姿がありました。塾の授業前後の補習参加は自分で決め、いつもめいっぱい残っていました。四年生の頃は、友達ともよく遊び、習い事との両立も上手くしていました。

 五年生になっても、週末は、映画や外食、買い物へとよく出かけました。五年生も後半になると、課題に費やす時間が増えてきました。うっかり、ゆっくり遊んでしまうと寝る時間は削られてしまいます。そんな中で、週末は、「土曜日までに〇〇まで終わっていたら、日曜日は出かける」という風に親子で決め、気分転換を図っていました。

 六年生になると、習い事も少し早めに切り上げる等、調整していきました。色々、隙間時間を見付けては楽しんでいた娘でしたが、夏休みが近づく頃には、「あと受験まで〇日」と自分で掲げ、遊びに行ったり、趣味に時間を費やしたりということは全くと言っていい程なくなりました。今思えば、夏が受験への全開スイッチが入った瞬間でした。

 私から見ると全開スイッチが入った状態が、あと半年先の受験まで続くだろうかと心配になりましたが、娘にとっては、やりたいことが山程あるようでした。ずっと受験の日を夢見て志してきた娘には、学校名が記された過去問を解くことはとてもワクワクすることのようでした。

 最低三回は繰り返す「完全チェック」という家庭学習研究社独自の問題集にも意欲的に取り組みました。これまでのテスト復習の徹底もそうですが、「完全チェック」のやり方等、同じ問題を何度も繰り返し解くチャンスがあり、取り残しを防ぐ家庭学習研究社のやり方は、確実に娘の力を伸ばしていきました。私は、ここが家庭学習研究社のすごさだと実感しています。

 受験当日。なかなか朝型の生活に移行できなかった娘でしたが、どの受験日も、朝五時にはしっかりと起きました。試験が終わると、「難しい問題も、とにかく解いてみせる、という思いで頑張った。空欄はない。手応えはある。」と、とても活き活きとした娘の姿がありました。
 その後、受験校全ての合格が次々と届きました。もちろん、進学先は、娘が自分で決めました。

 中学受験に取り組んだ三年間。人生で見れば、ほんの僅かな時間ですが、私たち親子に大きな絆と次の道への確かな自信を与えてくれました。中学受験が終わったばかりですが、自分で決めた中学校への進学と既に決めた希望大学への次なる試練に娘は夢膨らませています。

 最後になりましたが、家庭学習研究社の素敵な先生方、有難うございました。

バックナンバーデジタルゲットTOPへ
  • ブログのページへ
  • 音読教室のページへ
  • デジタルGETのページへ
Page Top