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2023年度の作品

No.5 『 想像すらしなかった中学受験  』 

                  学院中・修道中・なぎさ中/Aさん

 息子は近くの公立中学校へ通うというのが私たち夫婦のライフプランでした。5年生のゴールデンウィークに突然息子が塾へ通おうかな、受験したくなった時出来る状況にしておきたいと言い始めました。無知な私はまず塾探しからのスタートでした。周りの方の話やネットなどの情報から家庭学習研究社に連絡しました。

 塾へ通い始め、初めてのマナビーテスト。その結果は笑える程の点数でした。学校では賢い方だと思っていたので塾の勉強はどんなものだろうと親も興味が湧きました。

 自宅での予習・復習がとにかく始めは大変で、寝る時間が一気に遅くなりました。塾の先生に「小学生がこんなに勉強しても大丈夫なのでしょうか?」とお聞きしました。「どんな子でも子供は学びたいと思ってるんですよ。」と聞き、納得しました。塾へ通い始めてまもなく、受験する! 広島学院へ! といきなり志望校を決めてました。

 最初のマナビーテストからはかなり成績は伸びましたが、安定しませんでした。3ヶ月ぐらいのスパンで上位、下位となり、先生にはテストの結果はそんな気にしなくて良いし、我々はあまり見てませんと言われましたが、私たち親子はマナビーテスト結果には翻弄する事も多かったです。6年の夏が過ぎ、今までにない程順位が下がった時期が続きました。すべての模擬試験の結果も良いとは言えませんでした。

 先生には何度か相談もさせてもらいました。息子の場合は、丁寧さが足りない、知識はあるけど使い方がまだ出来ていないとアドバイスをもらいました。親としては息子がやりたい、行きたいを叶えてやりたい、受験の結果でがっかりした姿を見たくないの一心でした。冬期に入るまで志望校合格は50~60%くらいでした。

 冬期実戦講習に入り今までの勉強とは違い、家でも試験の様に時間を計り、自分の部屋に閉じこもり実戦の様に毎日問題を解いていました。空いた時間は完全チェックをいつも開いていました。先生のおっしゃった通り今までインプットしてきた知識を上手に使えるようになり、結果も付いてきました。受験目前にかなり自信もついてきました。

 志望校受験当日、「どんな問題が出るか楽しみ、これだけ頑張ったんだから大丈夫! ここへ通う! お母さん、今までありがとう」と受験会場へ入っていきました。私は目に涙を浮かべながら坂を下りました。

 翌日、結果を見て親子で大喜びしました。

 勉強量を増やしても結果がついて来ず苦しい思いもしたと思います。本当によく頑張りました。学力だけでなく、精神力も付いたと思います。

 5年生の春まで我が家には無縁と思っていた中学受験。10歳の子供が夜まで勉強して良いのか分からず戸惑った私でした。今は塾へ通ったこと、受験を経験出来たことはとても貴重な経験でした。私も子供の可能性を信じると言う事を教わりました。

 受験が近づいた頃「受験が終わるのは嬉しいけれど、塾へ行かないのが寂しい、みんなと勉強もっとしたいな」と言いました。毎回楽しく塾へ通い、学ぶ楽しさを教えてもらえたのは五日市校の先生方、お友達のお陰だと思っています。本当にありがとうございました。

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