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2018年度の作品

No.6 『 三年間の受験生活を振り返って 』 安田女子中/Nさん

 一月十八日午後四時。第一志望である安田女子中学校の合格発表の時間です。私は、妹と母とパソコンの前に座り込み、受験番号と誕生日を入力しました。画面に多数の文字が出てきました。騒がしかった部屋が一瞬静まりましたが、次の瞬間には大きな喜びに変わっていました。
 私が家庭学習研究社に通い始めたのは、四年生からでした。三年間を振り返ってみると、大きく分けて、二つのことが大変だったと思います。
 一つ目は、他の習い事との両立です。私は一年生の時からそろばんを習っています。六年生になってからは、検定試験で最高段位の十段を獲得することと、四月と五月に開催される大会で県代表になって全国大会に出場することを目標に頑張りました。どちらの目標も達成することができ、大きな達成感を味わうことができました。今振り返ると、時間が限られていたからこそ、集中して頑張ることができたように思います。
 二つ目は、受験前の気持ちのコントロールです。私は、受験二週間前からそろばんを休んで、勉強に集中するようにしました。そして、受験一週間前になると、「あと、一週間しかない。」「落ちてしまったらどうしよう。」「ちゃんとやることやったよね。」といろいろなことが同時に思い浮かび、不安でたまらなくなりました。そんな私に声をかけてくれたのは、母と妹でした。母からは、「自分を信じて。あと少しじゃけぇ頑張りんさい。努力したらそれだけ良い結果は返ってくるし、縁のある学校に行くことができるからね。」と言ってもらいました。妹からは、「それなりに頑張っていたし、大丈夫だよ。」と言って、頼りなさそうなお守りをくれました。私は、その言葉を胸にとにかく勉強しました。受験当日は、友達や先生方と話していると、緊張がほぐれて、リラックスした最高の状態で受験に臨むことができました。最後に三年間勉強を教えてくださった広島校の先生方、友達、祖父母、最後まで協力してくれた家族に感謝しています。本当にありがとうございました。

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