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2022年年度作品一覧

No.7 『 志望校への道のり 』  学院中・修道中・なぎさ中/Nくん

 ぼくは四年生から他塾に通い始めました。 四年生の頃は、いろいろな習いごとをかけ持ちしていて、受験はしたいと思っていたけど、 それほど強く思っていませんでした。

 五年生になると塾に通塾する回数が増えたので、その分、他の習いごとを少し減らしましたが、それでもほどほどに勉強していました。ただ、六年生になると、そのツケが回ってきたのか、第一志望校の学院中学校へは難しいという判定が出ていました。このままでは行きたいと思っていた学校への合格は厳しいと思い、夏休みの夏期講習から思い切って家庭学習研究社へ変わる決意をしました。なぜ塾を変わろうかと思ったかというと、入塾前の説明を受けた時、
「家庭学習研究社にはたくさんのライバルがいるかもしれないけど、その分、火がつくよ」と先生に言われたからです。

 家庭学習研究社に通いだしてからの勉強は、正直厳しかったです。苦手科目の国語や社会を克服するために、音読や完全チェックのテキストをくり返しくり返しやる日々には目が回りました。しかし、決められたことはきちんとやりたい僕には合っていました。

 入塾してすぐあった模試の結果は、やはり国語と社会が散々で、社会は十段階評価の三でした。学院に受かる確率は三十%と出ていました。そんな時も先生は細かく国語と社会の指導をしてくれて、たまにほめられるとやる気が出ました。

 塾にはたくさんの友達もできました。そのおかげで、点数や順位を競うことにより、自分の順位は少しずつだけど上がっていきました。でも冬休み前くらいまではまだまだ厳しかったです。

 ここで先生に言われた言葉があります。
「まだまだ勉強不足だ。」
 自分ではがんばっていたつもりだったのに、まだ足りないのかと思い、 ますます勉強しなければと火がつきました。そこからは少しでも時間があればプリントを見直したり、音読は必ず毎日やったり、自分なりに努力しました。

 その成果なのか、第四回の模試では学院の判定が七十%まで上がりました。そして、見事志望校の学院に合格しました。
 ぼくがなぜ志望校に合格できたかを考えてみました。そこには、理由が三つありました。
 一つ目は、得意科目を伸ばすこと。
 ぼくは国語と社会は苦手だけど、算数は得意でした。ぼくは国語や社会ばかり勉強したら良いと思っていましたが、先生が「得意科目をのばすことも大事だ。勘をにぶらせるな」と言っていたので、算数も大切に勉強しました。

 二つ目は、先生の言うことを素直に聞くことです。
 先生は受験のプロです。「このタイミングではこの勉強した方がいい」「ここではしなくていい」などと、的確にアドバイスをくれます。そのとおりにきちんとやりました。

 三つ目は、自分が分かる勉強に時間をかけすぎないことです。
 分からない問題に時間をかけて、少しでも苦手なことを減らすことに集中したことも良かったと思います。

 これら三つのことを実践したので、僕は自信を持って受験に挑むことができ、志望校へ合格することができました。
 この三年間は、苦しいこともあり、失敗したこともたくさんありました。でも、学ぶこともあり、友達と楽しく競うこともできました。こうして僕にとって忘れられない思い出になりました。

 塾で学んだことは、これから行く中学校でも生かして行けると思うので、これから受験する皆さんも、この期間を大切に過ごしてみてください。

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